言葉 ~日々修行中~

会話をするとき、メールを送るとき、手紙を書くとき・・・欠かせないのが言葉。
私たちが毎日当たり前に使っている言葉は、62d7356dd2d6cc24757d7ac221428e18_t.jpg
本当に大きな力を持っていると感じます。
鳴き声などで意思の疎通をする動物はたくさんいても、
こんなに多くの言葉を駆使するのはやはり人間ならではと言えますよね。

失意のどん底からだれかの一言で救われたり、本の中にあったさりげない言葉に大いに
感動したり、家族や友達といった身近な人の言葉に大きな影響を受けたり・・・
言葉の重みに驚いた経験は誰にでもあることと思います。

ただ残念なことに、時として言葉は大いに人を傷つけます。
だれかが軽い気持ちで何気なく言った一言でも、言われたほうはグサッと胸に
突き刺さってしまうなんてこと、よくあります。
もちろん会話というのは、その時の状況やニュアンス・表情など総合的にとらえるべき
なのでしょう。でも、その時は大人の対応で場の雰囲気を壊さないよう、なんとか笑顔で冗談として応じたとしてもやはり気持ちの上では残ってしまう、そんな経験
誰しもあるのではないでしょうか。

結婚相談所のカウンセラーの立場としては、お付き合いが始まったらなるべくたくさんの会話をしていってほしいと願っています。
「阿吽の呼吸」とか「言わなくても分かり合える」というのは、長年のお互いへの積み重ねがあってのこと、最初は会話無くして理解は生まれないと思いますし、ましてや恋愛感情に発展するなんてありえないと思うからです。

人は会った瞬間、まず目に飛び込んでくるのは「外見」つまり「容姿」にほかなりませんが、言葉を交わしていくうちに、その人となり、つまり「お人柄」がにじみ出てくるものです。その証拠に「お会いしてみたら、全然イメージと違いました!」という印象を持たれる方も本当に多いのです。

さあ、ここで「イメージと違いました!」のベクトルが、お相手にとって好印象のほうに向いているか、逆にマイナスのほうに向いているか、気になるところですよね。
自分の日常や気持ち・考え・希望などひとつひとつお伝えしながら、同時にお相手のお話にも十分耳を傾ける、使う言葉は「穏やかな言葉」そんなふうにお勧めしています。

そして何より、どんなふうに皆さんに寄り添えばいいのか、いつもそのこと念頭に私自身日々修行中、努力していきたいと心から願っています。
自分の言葉で誰かに元気に前向きになってもらえたら、こんなうれしいことありませんものね!

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