今こそ意識改革!

先日、アメリカの新聞で「日本の共働き女性の過酷な毎日」が取り上げられ、
大きな反響を呼んだそうです.
アメリカのみならず、ヨーロッパでもショッキングなニュースとして0c1ecdcd2c89645187c9dcd81f93a730_t.jpg
伝えられ、何故日本の働く女性たちがここまで頑張るのか、
頑張らなければならないのか、様々な報道がなされていました。

確かに、私も「仕事・家事・育児・親の介護」と一身に担ってきて、
「自分の時間」が無かったなあとつくづく感じています。
仕事は、どんなに大変でも勤務時間が過ぎれば自由の身、
またよほどのブラック企業でもない限り週に2日程度はお休みがありますよね。

しかしながら、家事・育児・介護については「年中無休」。
しかもすべて家族のペースに合わせての労働です。

仕事の帰りにまずは子供を保育園に迎えに行き(小学校に入っても低学年のうちは
学童保育に入れていることも多くやっぱりお迎え)、スーパーで食材を調達、
帰宅後息つく間もなく保育園用の子供服を洗濯しながら、夕食の準備、
この間にも赤ちゃんがいればおむつを替えたりミルクを飲ませたり、
保育士さんからの伝言ノートにも目を通しお返事や伝達をしなければなりません。
小学低学年なら宿題を確認し、高学年ではさらに塾の送り迎えもこなします。

もう、クタクタ過ぎて感覚がマヒし、何とか日々夢中で乗り越えている感じ。
頼みの綱のパートナーは仕事で毎晩遅く、ほとんどあてにはできない状況でまるで
ひとり親家庭のように女性は頑張っています。

インタビューに応じた外国の方の意見にはこんなものがありました。
「クレージー、なんでこんなに頑張るの?私には無理!」
「家事・育児が女性だけなんて古い考えだよ。」
「まるで、20年前のフランスだ。だけど、僕たちはこの20年で変わった。
変われるよ!変わんなきゃ!」
「食事は、一緒に作るから楽しいんだ。」

勿論、私は会社での男性の激務も理解しています。
女性の仕事に対する能力や、労働力不足を補う意味でも、また経済的な面からも、
もはや共働きは当たり前の時代。でも、女性はスーパーマンではありません。

少子化に必要なのは「保育園」もさることながら、まずは男女・社会の意識改革に
他ならないと思うのです。

「真の幸せ」とはどんな暮らし方・生き方なのでしょう?
どんなふうに助け合っていくのがいいのか、家族で団結して大変な時期を乗り越え
やすいよう社会を変えていく。

まずその第一歩が「子育ても家事も介護も女性がやるもの」の固定概念を無くし、
「家庭のことはみんなでする」という意識改革こそ、一番必要なことに思えるのです。
「頑張らない」のも「手抜きする」のも人生にとって大事なこと、長く頑張るには
必要なこと、責められることでは決してないのです!